ウィリアムズ・カンパニーズ / WMB /予想配当利回り5%:中流エネルギー銘柄の最新の株価分析と今後の見通し – Part 2

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サマリー

  • 中流(Midstream)企業は、インフラ所有と手数料ベースの契約に重点を置いているため、商品価格の変動に左右されにくいという特徴を持つ
  • ウィリアムズ・カンパニーは、天然ガスの送電と輸出のための広範な資産基盤を維持している企業である
  • 今回は、年間予想配当利回りが5%の同社に対する私の考察を述べたい

はじめに

中流(Midstream)企業は、非常に強力な収益化の可能性を秘めた、アセットを多く持つビジネス・モデルである。

この業界は、顧客と長期的なテイク・オア・ペイ契約を結んでいるため、コモディティ価格の変動から守られているという特徴がある。

本稿では、堅実な事業運営に加え、強力な価格決定力、そして手厚い配当成長を誇る、中流(Midstream)企業のリーダーについて紹介したい。

ウィリアムズ・カンパニーズ(年間予想配当利回り:5%)

ウィリアムズ・カンパニーズ (WMB)は、25の州で30,000マイル以上のパイプラインを所有・運営し、米国の天然ガス生産量の30%以上を取り扱っている。

29の天然ガス処理施設、7つのNGL分留施設、2,400万バレルのNGL貯蔵能力、290.4Bcfの天然ガス貯蔵能力を有する同社は、米国最大の中流企業の一つである。

(出典:2023年度9月度投資家向けプレゼンテーション資料

中流業界の同業他社と同様、同社は主に手数料ベースのビジネスを展開しており、商品価格とEBITDAの相関関係はほとんど見られないのが現状である。

(出典:2023年度第3四半期投資家向けプレゼンテーション資料

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同社の顧客の80%は投資適格の格付けを維持しており、これにより同社のリスクプロファイルは大幅に軽減されている。

加えて、 顧客の68%が公益事業・電力会社であるため、事業運営上のリスクがさらに軽減されている。

同社は投資適格のバランスシートを維持しており、年度末のEBITDAに対する有利子負債は3.4倍と予想されている。

同社は、加重平均金利4.84%、加重平均デュレーション10.7年で、250億ドルの負債を抱えており、近い将来に満期を迎えるものもある。

同社株は5%の利回りを提供し、調整後営業利益(2023年度予想)による配当カバレッジは2.3倍である。

同社は49年間に渡り安定した配当支払いを維持しており、過去5年間の年平均成長率は6%であった。

同社は2023年度について、調整後EBITDAを、当初のガイダンスから1億ドル増の66億~68億ドルと予想しており、これは年間21億ドルの配当支出を十分にカバーするものである。

更に、同社は割安株の買い戻しにも力を入れている。

同社は15億ドルの自社株買いプログラムを持っており、そのうち1億3,000万ドルを2023年上半期に利用している。

同社はフリー・キャッシュ・フロー・マシンであり、信用力のある顧客から確実な収入を回収しており、配当金の増加に弾みをつける準備が整っているように見える。

以上より、長期に渡る優良顧客とのフィー契約を基盤に持つ、この中流企業のリーダーであるウィリアムズ・カンパニーズの4.9%の利回りは魅力的に映る。

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アナリストによる開示:私はWMBに関するロング・ポジションを現在保有しております。また、本記事は、私個人の見解に基づき、独自に執筆したものです。私は、インベストリンゴからの報酬を除き、この記事に対して、いかなる報酬も受け取っておりません。また、本文書で言及している企業とは、いかなる商業的関係も有しておりません。

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アナリスト紹介

Venkat Raghavan ヴェンカット・ラガーヴァン
拠点:カナダ
セクター:北米高配当銘柄

テクノロジー・アドバイザーのラガーヴァン氏は、高配当銘柄を中心に投資アイデアを執筆。執筆活動以前は、米国とカナダにて、経営コンサルタントとして、主にフォーチュン500社に含まれる大手テクノロジー企業を中心に、コンサルティング・サービスを提供。彼は、強固なファンダメンタルズと競争優位性を持ち、更に、巨大なキャッシュフローを生み出す可能性のある魅力的なビジネスモデルを特定・評価するプロフェッショナル。その為、インカム・ゲイン(配当収入)と長期キャピタルゲインを同時に狙える割安な高配当成長銘柄を投資対象としている。

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