【米国株投資】テスラ / TSLA:押し目買い(Buy The Dip)の好機

Ticker: TSLA / 1827文字 / 所要時間4分程度 / Buy / ジェームズ・フォード

画像

サマリー

  • テスラ株は、市場における利益率悪化懸念により決算後に下落
  • しかし、私は、テスラは今後も成長と収益性の向上を持続できると見ている
  • 200ドルは重要なサポートラインであり、エントリーするには良いタイミングである

ハイライト

テスラ(TSLA)は先週、第3四半期決算を発表したが、市場はこれを喜ばず、翌日の株価は大きく売られた。

主な理由としては、サイバートラックの生産コストが上昇し、負担となる可能性があるためである。

しかし、自動運転機能やエネルギー事業など、テスラには好感すべき材料が多いと、私は考えている。

このように高く評価されている企業への投資には、常にリスクが存在するが、現在の価格は魅力的なリスク・リターンを提供していると考える。

第3四半期の概要

まず、テスラの業績を簡単に振り返ってみたい。

画像

テスラの第3四半期財務サマリーを見ると、自動車部門の売上高は前四半期比で減少し、前年同期比では5%程度の成長であることが分かる。

一方、エネルギー事業は前年同期比40%増、サービス事業は同32%増となった。

テスラの第3四半期の売上高は、23,350台と予想を下回ったが、投資家を最も失望させたのは成長率ではなく、むしろ利益率の縮小である。

営業利益率は7.6%に低下し、昨年から大幅に低下している。

しかし、今後はどうなるのだろうか?

テスラの収益性は長期的な問題なのだろうか?

関連記事

【米国株投資】NIO(ニーオ)/ NIO:電気自動車業界のアップル

それでも私がテスラを好きな理由

テスラ株が売られたのは、サイバートラック事業の展開に関するマスク氏の発言から、利益率悪化し、それが、今後長期化するのではないかという懸念があったからである。

マスク氏は、このような製品を市場に投入することの難しさを強調し、2023年には資本支出が90億ドルを超えると予想していることまで確認した。

しかし、私はこうした市場の懸念は、誇張されすぎていると感じており、テスラの将来については楽観的な見方を続けている。

まず、テスラのサイバートラックは間違いなく高価だが、大きな収益をもたらす可能性が高いと見ている。

なぜなら、サイバートラックの予約注文はすでに100万件を超えている。

これは今後数年間に大きなキャッシュフローをもたらす可能性がある。

その上、エネルギー市場やテスラの自動運転機能に関しては、まだまだ興奮する材料が沢山ある。

スーパーコンピューター「Dojo」は運転時間を蓄積し続け、その能力は飛躍的に高まっている。

テスラのビジネスにおける、このソフトウェア・コンポーネントは、最終的にテスラの評価を正当化する材料となると私は考えている。

画像
画像

テスラのような企業を評価するのは確かに難しいことは認める。

しかし、テクニカル分析の観点から見ると、テスラは魅力的なエントリー・ポイントにあると考える。

画像

50週移動平均線と200週移動平均線が収束していることからも、200ドル付近は重要なサポートラインであると考える。

また、これはエリオット波動(i)の31.8%リトレースメントである。

したがって、これは波動(ii)のリトレースメントの範囲内である。

しかし、61.8%レベルまで下がる可能性もあり、そうなった場合には、テスラの株価は152ドルまで下落することを示唆している。

リスク

テスラには、投資家が注意すべきリスクが沢山存在する点にはご留意いただきたい。

まず、世界経済が減速すれば、EV販売も減速するだろう。

また、テスラは、最近苦戦を強いられている中国市場へのエクスポージャーが大きいことも懸念材料である。

さらに、もう一つの問題としては、リチウム価格のような投入コストが上昇し、EV市場が圧迫されることである。

最後に、テスラは深刻な競争に直面している。

現在、テスラは自動運転技術のリーダーであると見ているが、テスラを打ち負かす可能性のある競合他社は沢山存在するのが現状である。

要点

私個人としては、テスラは投資家の懸念にもかかわらず、今後数年間は成長を続け、プラスのキャッシュフローを提供する態勢が整っていると信じている。

サイバートラックは非常にうまくいく可能性があり、同社の他のセグメントも速いペースで成長している。

私は、個人的には、強力なサポートとなると考えている200ドルのレベルに到達したことからも、テスラを「買い」と評価している。

免責事項:本レポート上で紹介する情報は、投資教育を目的としております。その為、本情報は、特定の証券の売買や投資戦略を勧誘するものではありません。また、私は税務、法律、会計に関する助言は一切いたしません。投資には常にリスクが伴い、リターン、あるいは、元本が保証されているものではない点にご留意ください。私の知る限りでは、私は自らの分析に、虚偽、または、重大な誤解を招く記述や事実の省略が含まれていないと認識しております。特定の投資助言における過去のパフォーマンスは、特定の状況、または、市場の出来事、投資の性質、および、タイミング、ならびに、投資に関連する制約についての知識がない限り、依拠すべきではありません。私は、チャート、グラフ、計算式、推奨銘柄について述べたり、表示したりすることがありますが、これらはそれ自体でどの証券を売買すべきか、あるいはいつ売買すべきかを決定するために使用されることを意図しておりません。このようなチャートやグラフは、限られた情報しか提供していないため、それだけで投資判断を下すべきではありません。実際に投資をする際には、ライセンスを保有する金融の専門家にご相談されることを強くお勧めします。ここに記載された意見は、あくまでも私個人のものであり、予告なしに変更されることがあります。また、参照した意見やデータは本レポートの発表日時点のものであり、市場や経済状況の変化により変更される可能性があります。

アナリストによる開示:私はTSLAに関するロング・ポジションを現在保有しております。本記事は、私個人の見解に基づき、独自に執筆したものです。私は、Investlingoからの報酬を除き、この記事に対して、いかなる報酬も受け取っておりません。また、本文書で言及している企業とは、いかなる商業的関係も有しておりません。

インベストリンゴによる開示:インベストリンゴは、当社コンテンツ・クリエイターが、自身の専門・得意領域に関する情報・知識を、当社のユーザーと共有する事を目的とする米国株特化型のコミュニティです。本サイトのコンテンツは、投資教育、並びに、投資情報の提供のみを目的としており、特定の投資家に対して、投資、税務、法律等のアドバイスを提供することを意図しておりません。加えて、Investlingo Japan合同会社は、日本においてライセンスを保有する証券会社、投資顧問業者、または、投資銀行ではございません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも、各コンテンツ・クリエーター個人の見解であり、Investlingo Japan合同会社の立場を反映しているものではございません。当社のコンテンツ・クリエーターは、個人投資家を含む独立したブロガー・アナリストから構成されており、公的機関等からの金融関連のライセンスを取得していない場合もございます。その為、本サイト上のいかなる情報も、インベストリンゴ、または、弊社プラットフォーム上の第三者による、金融商品の推奨、或いは、投資助言として解釈されるべきではありません。インベストリンゴは、弊社プラットフォーム上の情報に基づいて行われるいかなる投資決定に対して、一切責任を負わず、各ユーザーが単独で責任を負う点にご留意ください。

アナリスト紹介

James Foord ジェームズ・フォード
拠点:スペイン
セクター:ハイテク・コモディティ・仮想通貨

フォード氏は、エコノミストとして、過去10年に渡り、世界市場の株式市場を分析。自らを「実践的な投資家」と位置付け、資産を継続的に維持・拡大させることを目的とした、分散されたポートフォリオを構築することに重点を置いている。主に、「グローバル・マクロ」、「ハイテク銘柄」、「コモディティ銘柄」、「暗号通貨関連銘柄」に焦点を当て、ファンダメンタル分析、並びに、テクニカル分析を用いて企業分析を実施。

上部へスクロール