スターバックス・スタバ / SBUX / 予想配当利回り2.41%:連続増配ディフェンシブ銘柄の最新の決算分析と今後の株価見通し(2024年2月7日 / Starbucks)

Ticker: SBUX / 3697文字 / 所要時間8分程度 / 強気

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サマリー

  • スターバックスは世界で最も広く認知されている外食ブランドの一つであり、2024年1月30日に決算を発表している。
  • 同社は2023年度末時点で、80カ国以上で38,000店舗以上を展開している。
  • そして、同社は次の3つのセグメントで事業を展開している:北米部門、海外部門、チャネル開発部門(食料品、飲料)。
  • また、コーヒー・チェーンは、直営店、ロイヤルティ、ライセンス・パートナーへの機器や製品の販売、レディ・トゥ・ドリンク飲料、パッケージ・コーヒーの販売、シングル・サーブ製品から収益をあげている。

スターバックスの概要

セクター:レストラン

現在価格:95ドル

時価総額:108.32億ドル

一株当たり本質的価値:113.37ドル

安全マージン:15.61%

5年間の配当成長率:10.90%

配当落ち日:2024年2月8日

配当支払い日:2024年2月23日

予想配当利回り:2.41%

5年間の売上高成長率:11.50%

10年間の売上高成長率:12.10%

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スターバックスの収益と成長に関して

スターバックス(SBUX)は第4四半期に1株当たり0.9ドルの利益を報告し、前四半期の1.06ドルの利益から減少する着地となった。

この減益は希薄化後1株当たり利益にも反映され、第3四半期の1.06ドルから第4四半期は0.9ドルに減少している。

しかし、四半期業績を前年同期と比較すると、SBUXの業績は改善していることが分かる。

実際に、前年の第4四半期、同社は1株当たり0.744ドルの利益を計上していたことから、前年同期比では順調な成長を示している。

また、長期的なパフォーマンスを見ると、同社株の非経常損益項目を除くベースでの5年間の年間平均成長率(CAGR)は10.70%、10年間の年平均成長率は8.80%となっており、一貫した収益の伸びを示していることが分かる。

さらに、業界の成長予測では、コーヒー業界は今後10年間成長を続けると予想されている。

これは、スペシャルティコーヒーに対する消費者需要の増加や世界的なコーヒー消費の拡大といった要因によるものである。

加えて、スターバックスは歴史的に適度な財務レバレッジを維持してきたため、過度なリスクを負うことなく成長イニシアチブに資金を供給することができた背景がある。

このようなレバレッジに対する慎重なアプローチにより、同社は財務債務を管理しながら成長を続けることができている。

全体として、スターバックスの前四半期の業績はまちまちで、前四半期と比較すると減益であったが、前年同期比では改善しているというのが現状である。

そして、同社には長年に渡る確かな成長実績があることからも、期待されるコーヒー業界の成長から恩恵を受ける準備は十分に整っているように見える。

スターバックスの配当に関して

スターバックスは、過去数年間一貫した配当成長を示している。

まず、5年間の配当成長率は10.90%となっており、株主への配当支払いが着実に増加していることを示している。

一方で、3年間の配当成長率は8.90%と5年間の配当成長率と比較してやや低いが、それでもプラスの傾向を示している。

配当利回りの面では、同社の予想配当利回りは2.41%となっており、これは、投資家が配当を通じて2.41%のリターンを期待できることを意味する。

直近四半期の1株当たり配当金(DPS)を見ると、同社は1株当たり0.57ドルの現金配当を支払うこととなっており、この配当は、2024年2月9日現在の株主名簿上の株主に対し、2024年2月23日に支払われる予定である。

前四半期の配当金も1株当たり0.57ドルで、2023年11月24日に支払われている。

こうした一貫した配当金の支払いは、スターバックスの配当政策の安定性と信頼性を示していると言える。

同社の配当実績をセクターと比較する際には、EBITDA有利子負債倍率を考慮することが重要である。

スターバックスのEBITDA有利子負債倍率は3.18倍であり、同社の利益に対する負債が管理可能な水準にあることを示唆している。

そして、これは、同社が将来に渡って配当を支払い続ける上で必要な強固な財務状況を保持していることを示している。

全体として、スターバックスは一貫した配当成長、魅力的な配当利回り、堅実な財務体質を示していると言える。

以上より、これらの要素を踏まえると、スターバックスは配当収入を求めるインカム投資家にとって魅力的な投資対象に見える。

予想配当利回り:2.41%

配当ペイアウト:58%

配当カバレッジ・レシオ:1.73

5年間の配当成長率:10.90%

EBITDA有利子負債倍率:3.18

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スターバックスのバリュエーションに関して

スターバックスは現在95.67ドルで取引されているが、弊社算出の一株当たり本質的価値は113.37ドルとなっており、これは、同社株価が現在過小評価されていることを示唆している。

さらに、EV/EBITDAレシオは16.34となっており、5年平均、10年平均を下回っており、EBITDAに対して株価が過小評価されている可能性を示唆している。

しかし、一方で、同社の実績PERは25.58となっており、5年平均や10年平均よりやや高い。

また、株価売上高倍率は2.98となっており、過去の平均より高く、売上高に対する同社の株価が割高である可能性を示している。

さらに、PEGレシオは4.17となっており、成長見通しに比べて株価が割高である可能性を示唆している。

全体として、同社は弊社算出の本質的価値とEV/EBITDAレシオに基づくと割安であるように思われる。

しかし、株価売上高倍率とPEGレシオは、売上高と成長見通しに対し、株価が割高である可能性を示している。

株価のバリュエーションを総合的に見るには、これらの異なる評価指標を考慮することが重要である。

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スターバックスのリスクとリターンに関して

同社株のリスク評価分析では、投資家が投資決定を下す前に考慮すべきいくつかのポイントを取り上げたい。

まず、マイナス面では、過去3ヶ月間に6件のインサイダー売りがあり、合計8,596株が売られており、これは、内部事情を知っている人々の株式に対する信頼感の欠如を示している可能性がある。

一方で、プラス面では、ピオトロスキーFスコアが7となっており、スターバックスの状況が非常に健全であることを示唆している。

また、Beneish M-Scoreは-3.02となっており、同社が利益操作をしている可能性が低いことを示している。

さらに、同社の営業利益率は拡大しており、これは通常良い兆候である。

加えて、予想PERは24.86となっており、1年前の最低値に近く、割安である可能性を示唆している。

そして、1株当たりの売上高指標で明らかなように、同社は予測可能な売上高と利益の伸びを示している。

また、予想ベースの株価売上高倍率は2.91となっており、10年来の低水準に近く、潜在的な割安であることを示している。

最後に、同社の予想配当利回りは1年ぶりの高水準に近く、インカム投資家にとって魅力的な選択肢となっている。

スターバックスのインサイダー(内部関係者)による売買に関して

スターバックスは、過去12ヶ月間、合計9件のインサイダーによる同社株式の売却があった一方で、買い付けは確認されていない。

これは、同社の役員や取締役が株式を売却していることを示唆しており、会社の将来の業績に対する自信のなさを示している可能性がある。

ただし、同社株式のインサイダー保有率は僅かに2.13%であることにはご留意いただきたい。

一方で、機関投資家の同社株式の保有比率は40.46%と比較的高くなっている。

これは、同社株式のかなりの部分が投資信託や年金基金などの機関投資家によって所有されていることを示唆している。

この機関投資家保有比率の高さは、同社の将来性に対するプロの投資家の信頼を示すことができる。

全体的に、スターバックスのトレンド分析では、インサイダーによる買いが確認されない一方で、インサイダーによる売却がいくつか散見されている。

しかし、機関投資家の保有比率が比較的高いこ とは、プロの投資家が同社の長期的な見通しに対して依然と して自信を持っていることを示唆している。

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スターバックスの流動性に関して

スターバックスの前営業日の出来高は11,234,891株となっており、また、過去2ヶ月間の1日当たり平均出来高は8,969,005株であることからも、同社株式が活発に取引され、流動性のある銘柄であることを示唆している。

また、同社株式のダークプール指数(DPI)は36.04%となっている。

ダークプール指数(DPI)は、ダークプールで行われる取引活動の割合を測定するもので、一般にアクセスできない私的な取引所である。

そして、同社のDPIは、同社株式のダークプールでの取引活動が中程度であることを示している。

以上より、全体として、スターバックスは流動性の高い銘柄であるように見える。

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アナリスト紹介

Yiannis Zourmpanos
イアニス・ゾルンパノス
拠点:キプロス
セクター:北米高配当銘柄、テクノロジー

ゾルンパノス氏は、詳細なビジネス分析を通じてデューデリジェンス・プロセスを向上させることを目的とした株式市場調査プラットフォーム、「Yiazou Capital Research」の創設者。以前はDeloitteとKPMGで外部監査と内部監査、コンサルティング業務に従事。公認会計士資格を保有し、ACCAグローバルのフェロー・メンバー。また、英国の一流ビジネススクールで学士号と修士号を取得。

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