サムサラ / IOT: IoT(モノのインターネット)関連成長株の最新の株価分析と今後の見通し(Samsara)

Ticker: IOT / 2250文字 / 所要時間5分程度 / 強気

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サマリー

  • サムサラ(Samsara)は、今後、年平均成長率35-40%程度で成長すると予想され、その期待が同社の株価を下支えしている。
  • 同社は収益性を高めており、2025年度の営業利益率は6%と予想されている。
  • サムサラの予想売上高に対して13倍のバリュエーションは、高成長を遂げる同業他社と比較すると妥当であり、その堅調な財務実績故に魅力的な投資対象であると考える。

投資テーマ

サムサラ(IOT)は非常に急成長している企業であり、株価は割高に見えるかもしれない。

しかし、私は、株価は見かけほど割高ではないと考えている。

そして、私の仮説は、次の2つのポイントに集約される。

  1. 今後1年間で、同社事業が年平均成長率35%前後で成長する可能性が高く、規模が大きくなれば株価もそれに追随するはずである。
  2. 事業の収益性が大幅に向上していることから、株価のバリュエーション・プレミアムを支えるはずである。

この投資テーマは、マネーライオン(ML)、センチネルワン(S)、ギガクラウド・テクノロジーズ(GCT)などへの私の思考プロセスと似ている。

サムサラの当面の見通し

サムサラは、特に建設や輸送のような複雑な物理的オペレーションを行う企業を支援する企業である。

同社のプラットフォームは、車両、設備、作業員からデータを収集し、クラウドに保存・処理する。

サムサラはデジタル・パートナーとして、顧客の業務の効率性、安全性、持続可能性を高める。

そして、僅か8年で年間経常収益が10億ドルを突破した好調な財務パフォーマンスも注目いただきたい。

さらに、同社は、世界のGDPの40%以上を占める、物理的な事業を展開する初期段階の市場に焦点を当てている。

同社のコネクテッド・オペレーション・クラウドは、さまざまなソースからモノのインターネット(IoT)・データを収集し、すべてのオペレーション・システムに統一されたプラットフォームを提供することで、他社との差別化を図っている。

膨大なデータとAPIコールを活用し、同社は成長する顧客ベースに価値あるアプリケーションと洞察を提供する態勢を整えている。

非常に高い売上高成長率

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私が皆さんにお届けしたい最大のポイントは、サムサラが年平均成長率40%以上で成長している点である。

これは重要なことであり、年平均成長率30%以上で数年間成長できる急成長するスケーラブルな事業は、プレミアムのバリュエーションに値すると見ている。

一方で、これはひとつのリスク・ファクターでもある。

なぜなら、私が同社に強気である理由の一つとして、同社が(来月から始まる)2025年度に30%以上の成長を遂げることを完全に条件としているからである。

もし同社の売上成長率が年平均成長率30%を下回るようであれば、私の仮説は上手くいっておらず、この株への見通しを変えざるを得ないだろう。

サムサラの収益性について

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この事業は、2024年度第4四半期に2%程度の営業利益を見込んでいる。

これは、2025年度には営業利益率6%への道を歩む可能性があることを意味する。

また、この事業が高いバリュエーションの倍率を維持できるのは、バランスシートに負債がないからでもある。

私の仮説では、この銘柄が私の期待に沿うために、バリュエーションの倍率がさらに拡大する必要はない。

それを念頭に置いて、下記をお読みいただきたい。

予想売上高の13倍のバリュエーションは魅力的

サムサラが今後1年間、年平均成長率35%で収益を伸ばせると仮定すると、売上高は約12億5000万ドルとなり、同社の株価は2025年度売上高の13倍となる。

そして、私は、これが割高な評価だとは思わず、同業他社と比べても、非常に適正な倍率であると思っている。

参考として、他の同業他社の倍率を考えてみよう。

その前に、決算期が異なる銘柄があることに留意する必要がある。

例えば、スノーフレーク(SNOW)とサムサラは、クラウドフレア(NET)やデータドッグ(DDOG)とは決算期が異なることから、いくつかの調整が必要となる。

また、実際、上のグラフにあるサムサラの2024年度決算期はまだ1ヶ月ほど残っているが、私の予想売上高の13倍という想定は、すでにそれらの会計年度の違いを考慮後の想定である。

ここで重要なのは、上記の同業他社の中でサムサラが最も成長率が高いということである。

繰り返しになるが、最速の成長であれば、株価が最も割高になるのは当然であると見ている。

しかし、私は、この銘柄のバリュエーションの倍率が現在の水準から拡大しなかったとしても、単純にバリュエーションの倍率が現在の水準にとどまるのであれば、今後18カ月で事業は50%程度成長するはずであると見ている。

結論

私は、サムサラは、今後1年間で年平均成長率35~40%を達成し、収益性の向上に注力することで、大きな成長を遂げることが出来ると見ている。

株価は割高と思われがちだが、堅調な財務パフォーマンスと将来の成長率を踏まえれば、そのバリュエーションのは妥当であると考えている。

同社は、複雑な物理的オペレーションを行う企業にサービスを提供するという市場において独自のポジションを築いており、革新的なコネクテッド・オペレーション・クラウドが同社の成長を後押ししている。

同社の力強い売上高成長率と無借金のバランスシートを踏まえると、同社のバリュエーションが予想売上高の13倍であることは、高成長を遂げる同業他社と比較しても妥当な水準であると考えている。

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アナリスト紹介

Michael Wiggins De Oliveira マイケル・ウィギンズ・デ・オリベイラ
拠点:イギリス
セクター:エネルギー、コモディティ、テクノロジー

オリベイラ氏は、エネルギー・セクター、並びに、テクノロジー・セクターの専門家であり、「脱炭素化」、「AIによるデジタル化」、「脱グローバル化」の波が交差する「エネルギー・セクターの大きな転換期」を正確に捉え、より大きな投資リターンを実現することにフォーカスしている。オリベイラ氏は、9年以上に渡る数々の企業分析を通じて、上記の分野における卓越した専門的経験を持つ。

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