【米国株投資】パランティア / PLTR:今後18ヶ月で+50%のリターンを予想

Ticker: PLTR / 2844文字 / 所要時間6分程度 / Buy / マイケル・ウィギンズ・デ・オリベイラ

サマリー

  • パランティア・テクノロジーズは、データ分析用ソフトウェア・プラットフォームの開発に注力し、政府機関を含む様々な業界にサービスを提供している
  • 同社は、2024年に10億ドル近いFCFを上げることが予想される
  • 現在の20ドル前後の株価から、今後、50%程度の上昇が期待できると私は見ている

投資テーマ

パランティア(PLTR)は、組織・企業が大規模なデータ分析をシームレスに行えるようにするソフトウェア・プラットフォームの開発に注力している。

同社は、Palantir Gotham、Palantir Foundry、Palantir Apolloなどのプラットフォームで、政府機関を含む幅広い業界に対応している。

多くの投資家は、過去数ヶ月間の同社の株価パフォーマンスを見て、既に、この銘柄に投資する機会を見逃してしまったと述べている。

しかし、私としては、彼らに対して、「株価が過去にどれだけ上昇したかを振り返ってみても、その株価が、これからどの水準に向かっているのかについては分からないだろう」と反論したい。

ここでは、今後12ヶ月間というスパンで見た場合、今がこの銘柄を買うのに絶好のタイミングだと私が考える理由を説明したい。

パランティアへの投資についてどう考えるべきか

私は、この会社が非常に論争好きで、宣伝過剰な会社だと認識している。

また、この経営陣が、贅沢な株式ベースの報酬(SBC)で過大な報酬を得ていることも認める。

しかし、私が同社に強気な理由は、こうした事柄よりもずっと単純である。

私は、不況を乗り切れる銘柄を探しているのである。

そして、特に、足元、市場に蔓延しているアニマル・スピリッツによって、今は誰も不況を心配していないことは認識している。

しかし、私は、第一に、自身の資産を保全することを目指している。

そして、その後に、自身の資産を増やしたいのである。

以上を踏まえ、私は同社の将来性に非常に期待している。

パランティアの当面の見通し

パランティアには、Palantir Gotham、Palantir Foundry、Palantir Apolloという3つの主要ソフトウェア・プラットフォームがある。

Gothamは複雑なデータセットの中の隠れたパターンを特定することに重点を置き、Foundryはデータ分析のための中央オペレーティングシステムを作成し、Apolloは様々な環境において安全かつ継続的なソフトウェア・デリバリーを保証している。

同社は、政府を含む顧客が、データを再配置することを通じて、態勢強化を図ることを支援し、効果的な指揮のためのパートナー・メッシュ・ネットワークを構築することを目指している。

さらに、AIを活用した意思決定管理システムにおける同社の進歩は、AIブートキャンプの成功に表れており、具体的な価値を迅速に提供している。

同社のトップ・リーダーであるシャム・サンカーとアレックス・カープは、決算説明会において、これらのブートキャンプから得られた主な知見について説明し、大規模な言語モデル(LLM)の実用的な応用を、効果的なツールで理解することの重要性を強調した。

同社のユニークなポジションは、ビジネス上のセマンティクス(意味論)を、同社のプラットフォーム上にシリアライズすること(複数の並列データを直列化して送信すること)で、ユーザーがビジネス上のセマンティクスを大規模な言語モデルに対して指示できるようにすることです。

次に、同社の市場における差別化として、高度なデータ分析、特に、政府機関や商用アプリケーションに不可欠な「複雑なデータセットを扱うプロバイダー」としてのユニークなポジションが挙げられる。

同社は、競合他社が同社のビジネスをコピーしようとしても、参入の難しいニッチな分野を切り開いてきた。

同社は、国防総省のような組織が保有するデータにアクセスすることの難しさを強調することで他社との差別化を図り、潜在的なライバルは、同社か、他の同様のソリューションを利用する必要があると主張している。

以下は、決算説明会の抜粋である。

「国防総省が持っているような種類のデータにアクセスするには、パランティアのシステムを使用するか、或いは、パランティアに似たようなシステムを自ら構築する必要がある。」

そして、このような背景を踏まえ、2024年の見通しについて説明したい。

関連記事

【米国株投資】パランティア決算 / PLTR:S&P500指数への採用期待が高まる景気後退局面でも強い有力銘柄

【米国株投資】パランティア・テクノロジーズ / PLTA:成長を続ける売上高と営業利益に注目

2024年度の売上高成長率の見通し

以前から申し上げているように、私は、同社の年平均成長率が、2024年に向けて緩やかになることから、この事業は来年は20%の年平均成長率を達成できると考えている。

また、この推論は、市場のアナリストの収益コンセンサス値によっても裏付けられている。

アナリストの予想が私の予想と同じであること自体は重要ではないが、両者の見通しの数字が、同じボールパーク内(範囲内)にあることは重要である。

以前から申し上げているように、ここで重要なのは、同社が年平均成長率20%のビジネスであることを市場が確信することである。

同社が着実で安定した成長事業であることを、具体的な財務データを通じて投資家に説得力を持って示すことができれば、今後、株価は非常に高いプレミアムで取引されることになるだろう。

バリュエーション:フリー・キャッシュ・フローの43倍の水準

私は、2024年にパランティアが10億ドルのフリー・キャッシュフローを生み出すと信じている。

そして、もし、同社が10億ドルのフリー・キャッシュ・フローを生み出すことができたら、同社のことを「過大評価されており、実際にキャッシュ・フローを生み出す能力はない」と考えていた投資家は、皆、懐疑的な見方から、突然、買い手に変わるだろうと見ている。

何度も申し上げているように、株式投資をする上では、常に12カ月先まで見通さなければならない。

そして来年の今頃は、同社は10億ドルのフリー・キャッシュ・フローが達成可能な水準となり、同社の株価は、現在の20ドル前後の水準ではなく、30ドル前後に近づいていることだろうと見ている。

結論

以上より、パランティアはユニークな製品を戦略的に提供することで、市場における強力な地位を確立している。

現時点では、将来フリー・キャッシュ・フロー・ベースで43倍の水準で取引されているが、足元の材料は、同社が大幅な成長と市場における優位性を確立する軌道にあることを示していると見ている。

複雑なデータ課題に効率的に対処することに焦点を当て、独自の市場戦略を展開し、その使命に揺るぎないコミットメントを持つ同社は、堅実なリターンを提供するのに有利なポジションにあると思われる。

これらの要素を考慮し、私は同社に対して強気の見通しを立てており、同社が今後18ヶ月以内に50%のリターンを達成する可能性は十分にあり、データ分析とソフトウェア・ソリューションのダイナミックな状況において、非常に魅力的な投資先であると見ている。

免責事項:本レポート上で紹介する情報は、投資教育を目的としております。その為、本情報は、特定の証券の売買や投資戦略を勧誘するものではありません。また、私は税務、法律、会計に関する助言は一切いたしません。投資には常にリスクが伴い、リターン、あるいは、元本が保証されているものではない点にご留意ください。私は、自らの分析に、虚偽、または、重大な誤解を招く記述や事実の省略が含まれていないと認識しております。特定の投資助言における過去のパフォーマンスは、特定の状況、または、市場の出来事、投資の性質、および、タイミング、ならびに、投資に関連する制約についての知識がない限り、依拠すべきではありません。私は、チャート、グラフ、計算式、推奨銘柄について述べたり、表示したりすることがありますが、これらはそれ自体でどの証券を売買すべきか、あるいはいつ売買すべきかを決定するために使用されることを意図しておりません。このようなチャートやグラフは、限られた情報しか提供していないため、それだけで投資判断を下すべきではありません。実際に投資をする際には、ライセンスを保有する金融の専門家にご相談されることを強くお勧めします。ここに記載された意見は、あくまでも私個人のものであり、予告なしに変更されることがあります。また、参照した意見やデータは本レポートの発表日時点のものであり、市場や経済状況の変化により変更される可能性があります。

アナリストによる開示:私はPLTRに関するロング・ポジションを現在保有しております。また、本記事は、私個人の見解に基づき、独自に執筆したものです。私は、インベストリンゴからの報酬を除き、この記事に対して、いかなる報酬も受け取っておりません。また、本文書で言及している企業とは、いかなる商業的関係も有しておりません。

インベストリンゴによる開示:インベストリンゴは、当社コンテンツ・クリエイターが、自身の専門・得意領域に関する情報・知識を、当社のユーザーと共有する事を目的とする米国株特化型のコミュニティです。本サイトのコンテンツは、投資教育、並びに、投資情報の提供のみを目的としており、特定の投資家に対して、投資、税務、法律等のアドバイスを提供することを意図しておりません。加えて、Investlingo Japan合同会社は、日本においてライセンスを保有する証券会社、投資顧問業者、または、投資銀行ではございません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも、各コンテンツ・クリエーター個人の見解であり、Investlingo Japan合同会社の立場を反映しているものではございません。当社のコンテンツ・クリエーターは、個人投資家を含む独立したブロガー・アナリストから構成されており、公的機関等からの金融関連のライセンスを取得していない場合もございます。その為、本サイト上のいかなる情報も、インベストリンゴ、または、弊社プラットフォーム上の第三者による、金融商品の推奨、或いは、投資助言として解釈されるべきではありません。インベストリンゴは、弊社プラットフォーム上の情報に基づいて行われるいかなる投資決定に対して、一切責任を負わず、各ユーザーが単独で責任を負う点にご留意ください。

アナリスト紹介

Michael Wiggins De Oliveira マイケル・ウィギンズ・デ・オリベイラ
拠点:イギリス
セクター:エネルギー、コモディティ、テクノロジー

オリベイラ氏は、エネルギー・セクター、並びに、テクノロジー・セクターの専門家であり、「脱炭素化」、「AIによるデジタル化」、「脱グローバル化」の波が交差する「エネルギー・セクターの大きな転換期」を正確に捉え、より大きな投資リターンを実現することにフォーカスしている。オリベイラ氏は、9年以上に渡る数々の企業分析を通じて、上記の分野における卓越した専門的経験を持つ。

上部へスクロール