エヌビディア / NVDA / 予想配当利回り0.03%:半導体・AI銘柄から学んだ配当と株価リターンに関する教訓(NVIDIA)

Ticker: NVDA / 1373文字 / 所要時間3分程度

サマリー

  • エヌビディア株の強力なリターンのシグナルとして、配当支払いの開始とその後の配当の成長は重要な指標だったのかもしれない。
  • 10年前のある時点から同社株を購入し保有していれば、1万ドルが150万ドル近くになっただろう。
  • 筆者は、TIKRのスクリーンを使って、安定した配当を行っている企業や最近配当の支払いを開始した企業に焦点を当てている。

足元、考えさせられたツイートのひとつは、このエヌビディア(NVDA)に関するツイートで、特に配当株としての同社についてだった。

当時、この銘柄は利回りが低かったために、私は買わなかった。

そして、現在も、同社の配当利回りは低すぎるために、私は買っていない。

しかし、このツイートは、エヌビディア株の強力なリターンのシグナルとして、配当の開始と成長が単なる利回り水準よりも重要かもしれないと指摘している。

私は20年前、 マイクロソフトの配当開始について同じような観察をしたことがある。

エヌビディアは 2012年11月に最初の配当を開始し、2018年までその配当を着実に増配したが、それ以降は各四半期に一株当たり0.04ドルで横ばいを維持している。

そのため、もはや「配当成長株」とは言えない。

しかし、もしこのエヌビディアのケースから得られるゴールデン・ルールがあるとすれば、それは、エヌビディアが配当を開始し、さらに1年後に増配し、2013年末から2014年初めにかけて利回りが2%に達したタイミングを最初の買いシグナルと見ることである。

この時点から同社株を1万ドルだけ購入し、保有していた場合、過去10年間でその1万ドルが150万ドル近くになっていただろう。

(出典:ヤフー・ファイナンス)

このエヌビディア程の結果は明らかに稀なものではあるが、上記のエヌビディアのケースは、配当が安定している企業にフォーカスし、配当のない企業を無視することで、私は潜在的にこのようなリターンを得られる可能性のある投資機会を見逃していないということを証明しているように思える。

第二に、長い間配当を支払ってきた企業だけでなく、最近配当を始めた企業を探すことにも興味がある。

この点での課題は、多くの銘柄スクリーニングツールが配当開始銘柄を見つけるのにあまり適していないことだ。

なぜなら、その様なツール上では、配当成長率のスクリーニングを行う場合、新たな配当が開始された年はゼロ除算エラーが生じるからである。

しかし、幸いなことに、TIKRには暦年で配当をスクリーニングできるスクリーンがある。

しかし、私は、TIKR上では既にいくつかのエラーがあることに気づいているというのも本音である。

但し、このツールに目を通すことで、私が以前、他のツールを使用してスクリーニングをしていた際に見逃してしまった最近配当の支払いを開始した銘柄を見つけられる可能性もある。

後日、これらの銘柄を記事にするつもりである。

今のところは、私がエヌビディアの購入に反対した時、息子のエヌビディアを購入するというビューは正しかったようである。

そして、もし私が2013年から2014年にかけてこの洞察を持っていたら、もっとエヌビディア株を買っていたかもしれない。

以上より、私は、今後も継続して、妥当な水準の配当支払いを開始する企業や増配をする企業を探し続けていきたいと思っている。

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アナリスト紹介

Tariq Dennison タリク・デニソン
拠点:スイス
セクター:高配当株・債券・ETF

デニソン氏は、スイスを拠点とするウェルス・マネージャーであり、アメリカ、ヨーロッパ、アジアで活動するグローバルなプロフェッショナルに対して投資口座管理等のサービスを提供。ニューヨーク、トロント、ロンドン、香港において、ベアー・スターンズ、JPモルガン、CIBC、ソシエテ・ジェネラル等の投資銀行で働いた経験を持ち、シンガポールでは、ESSEC Business Schoolにて、投資に関する修士号のクラスで教鞭をとっている。投資スタイルとしては、カントリー・リスクと為替リスクを効率的に管理するため、複数の市場における高品質の高配当株・債券・ETFにバランスよく投資することに重点を置いている。また、カリフォルニア大学ハースビジネススクールで修士号を取得。加えて、Society of Trust and Estate Practitioners (STEP)の正式メンバーであり、「Invest Outside the Box」、更に、近日発売予定の「10 Ways To Invest」の著者でもあり、また、CNBC Asiaにも頻繁にスピーカーとして出演。

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