メドトロニック / MDT / 予想配当利回り3.20%:連続増配ディフェンシブ銘柄の最新の株価分析と今後の見通し(Medtronic)

Ticker: MDT / 3337文字 / 所要時間7分程度 / 強気

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サマリー

  • メドトロニックは医療機器最大手メーカーのひとつで、慢性疾患治療用医療機器の開発・製造を行っている。
  • 同社のポートフォリオには、ペースメーカー、除細動器、心臓弁、ステント、インスリンポンプ、脊椎固定装置、神経血管製品、先端エネルギー、手術器具などが含まれる。
  • 同社は米国、及び、海外の医療機関、及び、医師向けに製品を販売している。
  • また、海外売上高比率は約50%となっている。

概要

セクター:医療機器・器具

現在価格: 86ドル

時価総額: 1150ドル

本質的価値: 96.19ドル

安全マージン: 10.08%

5年間の成長率: 8.10%

配当落ち日: 2023年12月19日

配当支払い日: 2024年1月12日

配当利回り: 3.20%

5年間の売上高成長率: 1.40

10年間の売上高成長率:3.70%

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収益と成長

メドトロニック(MDT)は前四半期に1株当たり1.25ドルの利益を計上し、前四半期の1.20ドルから若干の増益となった。

さらに、希薄化後1株当たり利益も前期の0.59ドルから0.68ドルに改善した。

一方で、売上高に関しては、同社は前四半期に1株当たり5.994ドルを計上し、前四半期の5.774ドルから増加した。

上述の通り、利益と売上高の両方におけるプラス成長は、同社の有望な業績を示しているように見える。

長期的なパフォーマンスを見ると、同社株の非経常損益項目を除くベースでの5年間の年平均成長率(CAGR)は1.90%であり、10年間の年平均成長率は3.40%を達成している。

そして、これらの数値は、過去10年間における同社の一貫した成長軌道を示していると考える。

さらに、医療機器業界は今後10年間で大きな成長が見込まれており、このような業界の前向きな見通しから、メドトロニックには今後も成長と拡大の機会が十分にあると考えられます。

また、財務レバレッジに関しては、同社は歴史的に中程度のレバレッジを維持してきた。

これにより、同社は負債水準を効果的に管理しながら、成長機会を活用することができているように見える。

全体として、同社の最近の業績アップデートは、利益と売上高の改善による安定した業績を反映している。

さらに、業界の成長見通しが良好であり、財務レバレッジも緩やかであることから、メドトロニックは今後も成長軌道を維持していくことができると思われる。

配当

メドトロニックの5年間の配当成長率は8.10%で、3年間の配当成長率は8.00%となっており、これは 同社が安定したペースで株主への配当を増やしていることを示している。

配当利回りの面では、現在、メドトロニックの予想配当利回りは3.20%となっている。

これは、投資家が配当を通じて3.20%のリターンを期待できることを意味する。

そして、同社は、定期的な現金配当を実施しており、配当の支払い実績が高い点にも注目したい。

直近の四半期を見ると、同社は0.69ドルの一株当たり配当(DPS)を発表している。

この配当は、2023年12月20日の株主名簿上の株主に対し、2024年1月12日に支払われている。

同社は直近の過去4四半期にも、其々、1株当たり0.69ドル、0.69ドル、0.68ドル、0.68ドルの配当金を支払っており、配当金の支払いに一貫性があることを示している。

メドトロニックの配当実績をセクターと比較すると、同社は競争力のある配当利回りを提供していることが分かる。

しかし、投資判断を下す前に、同社の財務の健全性や全体的な業績など、他の要因を考慮することが重要である。

全体として、メドトロニックは一貫した配当成長を示しており、競争力のある配当利回りを提供している。

そのため、配当収入(インカム・ゲイン)を求める投資家にとって、メドトロニックは魅力的な投資対象であるように見える。

配当利回り: 3.20%

配当性向:89%

配当カバレッジ・レシオ:1.12

5年間の配当成長率: 8.10%

EBITDA有利子負債倍率:2.84

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バリュエーション

メドトロニックの現在の株価は86.49ドルであり、弊社算出の一株当たり本質的価値である96.19ドルより低い水準となっている。

これは、同社の株価が過小評価されている可能性があり、潜在的に良い投資機会になる可能性があることを示唆している。

また、実績PERは28.17となっており、株価が利益に対して割高で取引されている可能性を示している。

しかし、株価売上高倍率は3.6であり、株価が売上高に比べて妥当なバリュエーションで取引されている可能性を示唆している。

さらに、EV/EBITDAレシオは14.98となっており、株価がEBITDAと比較して妥当な評価で取引されている可能性を示唆している。

全体的に、メドトロニックのバリュエーション指標は、現在の株価が過小評価されている可能性があることを示している。

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リスクとリターン

リスク評価分析を通じて、同社株への投資をする際に考慮すべき点を幾つか取り上げたい。

第一に、売上総利益率は長期的に低下しており、年平均の低下率は-1.2%である。

これは、同社の収益性が長期的に低下している可能性を示している。

さらに、営業利益率は過去5年間で低下しており、年平均の低下率は-2.7%である。

これは、同社の営業効率が低下している可能性を示している。

また、同社の配当性向は89%で、これは高い水準にあると考えられ、同社の配当が持続可能でない可能性を示唆している。

さらに、株価は1年前の高値に近く、株価が割高であることを示唆している可能性がある。

株価売上高倍率も1 年間の高値に近く、株価が売上高に対して割高である可能性を示唆している。

さらに、配当利回りは1年ぶりの低水準に近く、同社の配当利回り水準が過去ほど魅力的でない可能性を示唆している。

一方で、プラス面では、ベニッシュMスコアの-2.47は、同社が利益操作をしている可能性が低いことを示している。

アルトマンZスコアも3.01となっており、同社が財務的に安定していることを示唆している。

全体として、投資家は同社株に関する投資判断を下す前に、これらの点を慎重に検討すべきであると考える。

インサイダー(内部関係者)による売買

インサイダー取引分析によると、メドトロニック株式に関して、過去12ヶ月間にインサイダーによる買い付け取引はなかった。

しかし、同期間に6件のインサイダーによる売却取引があった。

このことは、同社の取締役と経営陣が同社株式に対する信認を低下させ、株式の売却を選択している可能性を示唆している。

但し、持ち株比率では、インサイダーは僅かに0.47%しか保有していない点にはご留意いただきたい。

一方で、機関投資家の同社株式の保有比率は57.43%となっており、同社株式のかなりの部分が機関投資家によって保有されていることを示している。

機関投資家の保有比率が高いことは、プロの投資家が同社の将来性に自信を持っていることを示唆するため、ポジティブなシグナルとみなすことができる。

全体として、インサイダー取引分析と保有データは、メドトロニックに対するインサイダーと機関投資家のセンチメントが混在していることを示唆している。

投資家は投資判断を下す際には、これらの要因を考慮することが重要かもしれない。

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流動性

メドトロニックの流動性スコアは0.80で、流動性の高い銘柄であることを示している。

前営業日の1日の出来高は4,802,962株であり、過去2ヶ月間の1日平均出来高は6,009,112株となっており、同社株の売買が活発であることを示唆している。

また、同社株式のダークプール指数(DPI)は52.71%となっており、これは公開取引所ではなくダークプールで発生する取引の割合を示している。

これは、同社株式の取引活動の大部分が取引所外で行われていることを示唆しており、同社株式の流動性に影 響を与えている可能性がある。

全体として、メドトロニックの株式は取引量が多く、DPIが中程度で、流動性の高い銘柄であるように見える。

そして、投資家は、売買を決定する際に、これらの要因を考慮する必要があると考える。

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アナリスト紹介

Yiannis Zourmpanos
イアニス・ゾルンパノス
拠点:キプロス
セクター:北米高配当銘柄、テクノロジー

ゾルンパノス氏は、詳細なビジネス分析を通じてデューデリジェンス・プロセスを向上させることを目的とした株式市場調査プラットフォーム、「Yiazou Capital Research」の創設者。以前はDeloitteとKPMGで外部監査と内部監査、コンサルティング業務に従事。公認会計士資格を保有し、ACCAグローバルのフェロー・メンバー。また、英国の一流ビジネススクールで学士号と修士号を取得。

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