マクドナルド / MCD / 予想配当利回り2.29%:連続増配ディフェンシブ銘柄の最新の23年4Q決算分析と今後の株価見通し(McDonald’s)

Ticker: MCD / 3177文字 / 所要時間7分程度 / 中立

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サマリー

  • マクドナルドは世界最大のレストラン・オーナー・オペレーターであり、2024年2月5日に、2023年第4四半期決算を発表している。
  • 2023年のシステム売上高は、約42,000店舗以上、115市場において1,300億ドルに達している。
  • フランチャイズ・モデルのパイオニアであり、世界中の独立系レストラン・フランチャイジーやマスター・フランチャイズ・パートナーとの提携を通じてその足跡を築いてきた。
  • 売上の約60%をフランチャイズ使用料とリース料から得ており、残りの大部分は直営店から得ている。

マクドナルドの概要

セクター:レストラン & レジャー

現在の株価:292ドル

時価総額:2108.8億ドル

一株当たり本質的価値:296.78ドル

安全マージン:1.6%

5年間の配当成長率:7.60%

配当落ち日:2024年2月29日

配当支払い日:2024年3月15日

予想配当利回り:2.29%

5年間の売上高成長率:5.20%

10年間の売上高成長率:1.60%

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マクドナルドの収益と成長に関して

前四半期、マクドナルド(MCD)の一株当たり利益(EPS)は前々四半期の3.19ドルから2.95ドルに減少したが、一株当たり売上高は前四半期の9.147ドルから8.802ドルに増加した。

長期的なパフォーマンスを見ると、同社株の非経常損益項目を除くベースでの過去5年間の年平均成長率(CAGR)は9.70%、過去10年間の年平均成長率は8.70%であり、これは同社の過去10年間の着実な成長を示している。

また、今後10年間の同社の業界成長予測を見ると、業界は堅調に成長すると予想されており、同社に一層の事業拡大機会を提供する可能性がある。

同社の過去の財務レバレッジの程度は中程度であり、成長資金を調達する上でバランスの取れたアプローチを採用していることを示している。

以上より、過去の成長率と業界の潜在力を考慮すると、マクドナルドには今後も安定した成長を続ける余力がある。

ただし、投資家は、同社株式への投資を検討するにあたり、同社が業界での成長機会を活用するために、財務レバレッジをどのように活用しているかを注視するとよいだろう。

マクドナルドの配当に関して

マクドナルド(MCD)は、過去数年間一貫した配当成長を示してきた。

過去5年間の配当成長率は7.60%で、過去3年間の配当成長率は7.30%となっており、過去3年間の成長率は若干低いものの、過去5年間にわたり、同社が継続して配当を増加させていることが分かる。

そして、直近の四半期では、同社は1株当たり配当金(DPS)1.67ドルを発表し、前期と同額を維持している。

予想配当利回りは現在2.29%で、配当収入を求める投資家にとって魅力的な選択肢となっている。

同セクターと比較すると、マクドナルドの配当成長実績は称賛に値するものであり、特にEBITDA純有利子負債倍率が3.73であることを考慮すると、健全なバランスシートと財務の安定性を示している。

全体として、マクドナルドは一貫した増配実績を持つ強力な配当成長株であり続け、配当収入と潜在的なキャピタルゲインの両方を求める投資家にとって魅力的な投資対象となっている。

予想配当利回り:2.29%

配当性向:52%

配当カバレッジ・レシオ:1.86

過去5年間の配当成長率: 7.60%

EBITDA純有利子負債倍率:3.73

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マクドナルドのバリュエーションに関して

マクドナルド(MCD)の現在の株価は292.02ドルは、弊社算出の一株当たり本質的価値である296.78ドルをわずかに下回っている。

実績PERは25.24であり、株価が過去の平均と比べて割高で取引されていることを示している。

また、株価売上高倍率は8.39で、また、EV/EBITDA倍率は19.07であり、これらの指標からも株価は相対的に割高であることを示唆している。

そして、PEGレシオも4.99となっており、一般的に1以上は割高を示唆することから、同社の株価が割高である可能性がある。

5年平均や10年平均と比較しても、同社の株価売上高倍率とEV/EBITDA倍率は高く、株価が現在割高である可能性を示している。

業界平均と比較すると、マクドナルドのバリュエーション指標は一般的に高く、同業他社と比較して割高で取引されている可能性を示している。

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マクドナルドのリスクとリターンに関して

マクドナルド(MCD)のリスク評価分析では、投資家が投資決定を下す前に考慮すべきいくつかのポイントを取り上げたい。

まず、同社は過去3年間で総額31億ドルの新規債務を一貫して発行しており、財務レバレッジが高まる可能性がある。

さらに、総資産の成長率が7.3%で売上高の成長率である5.2%を上回っていることから、資産活用が非効率になっている可能性がある。

また、インサイダー(内部関係者)による同社株式の売却が活発で、過去3カ月で5件、1万5,363株が売られている。

そして、株価は10年ぶりの高値に近づいているが、配当利回りは10年ぶりの低水準に近づいており、潜在的な割高感を示している。

一方で、プラス面では、ピオトロスキーFスコアが7で健全な財務状況を示し、さらに、ベニッシュMスコアが-2.37であることから、利益操作をしている可能性が低いことを示唆している。

加えて、営業利益率の拡大と3.26という強力なアルトマンZスコアは、同社の財務の健全性を示すポジティブな指標である。

全体として、考慮すべきポイントはあるものの、マクドナルドの強力な財務指標は同社株のリスク評価に一定の安定性をもたらしていると見ている。

マクドナルドのインサイダー(内部関係者)による売買に関して

マクドナルド(MCD)のインサイダー取引分析によると、過去12ヶ月の間に、インサイダーによる同社株式の売却が23件あったのに対し、インサイダーによる買い付けはわずか1件と、かなりの量のインサイダー売却が確認されている。

ただし、インサイダーによる同社株式の保有比率はわずか0.20%である点にはご留意いただきたい。

一方、機関投資家の保有比率は39.91%で、機関投資家が同社株をより多く保有していることを示している。

全体として、インサイダー売りの傾向と相対的に低いインサイダー保有比率は、投資家に同社の先行きに対する懸念を抱かせる可能性があるものの、機関投資家の保有比率が高いことは、同社株式に対する大口投資家のセンチメントがポジティブであることを示している。

マクドナルド株式に関する投資判断を下す際には、投資家はインサイダー取引の動きを注意深く監視し、これらの要因を考慮することが不可欠である。

マクドナルドの流動性に関して

マクドナルド(MCD)は、強い流動性と取引活動を示している。

過去2ヶ月間の1日平均出来高は3,034,218株で、また、前営業の出来高は2,802,086株であることから、同社株式に対する投資家の関心が一貫していることを示唆している。

また、同社株式のダークプール指数(DPI)は47.64%で、取引のかなりの部分が公開取引所ではなくダークプールで行われていることを示している。

※ダーク・プール指数は、ダーク・プール(私設取引所)内において、同社株式がどの程度取引されているかを示すものであり、注目すべき 指標の1つである。

そして、この水準は、機関投資家や他の大規模な市場参加者がこの株式の取引に積極的に関与していることを示唆している可能性がある。

全体として、マクドナルドは一貫した取引量とダークプールでの顕著な存在感により、強固な流動性と取引ダイナミクスを示している。

投資家は、同銘柄の市場活動や潜在的な投資機会を評価する際、これらの要因を考慮する必要がある。

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アナリスト紹介

Yiannis Zourmpanos
イアニス・ゾルンパノス
拠点:キプロス
セクター:北米高配当銘柄、テクノロジー

ゾルンパノス氏は、詳細なビジネス分析を通じてデューデリジェンス・プロセスを向上させることを目的とした株式市場調査プラットフォーム、「Yiazou Capital Research」の創設者。以前はDeloitteとKPMGで外部監査と内部監査、コンサルティング業務に従事。公認会計士資格を保有し、ACCAグローバルのフェロー・メンバー。また、英国の一流ビジネススクールで学士号と修士号を取得。

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