ホーム・デポ / HD / 予想配当利回り2.3% / 中立:23年4Q決算と今後の株価見通し(Home Depot)

Ticker: HD / 3175文字 / 所要時間7分程度 / 中立

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サマリー

  • ホーム・デポ(HD:予想配当利回り2.3%)は世界最大のホームセンターであり、米国、カナダ、メキシコで2,300以上の倉庫型店舗を運営し、店舗では30,000以上の商品を、オンラインでは100万以上の商品を提供している。
  • 同社は2024年2月20日に23年第4四半期の決算を発表している。

ホーム・デポの概要

セクター:小売

現在の株価:390ドル

時価総額:3867.7億ドル

弊社算出の一株当たり本質的価値:326.77ドル

安全マージン:-19.43%

過去5年間の配当成長率:14.20%

直近配当落ち日:2024年3月6日

直近配当支払い日:2024年3月21日

予想配当利回り:2.31%

過去5年間の売上高成長率:11.50%

過去10年間の売上高成長率:11.60%

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ホーム・デポ(HD)は世界最大のホームセンターであり、米国、カナダ、メキシコで2,300以上の倉庫型店舗を運営し、店舗では30,000以上の商品を、オンラインでは100万以上の商品を提供している。

店舗では、数多くの建材、ホームセンター用品、芝生・園芸用品、インテリア用品を販売し、ホームセンターの施工サービスや工具・器具のレンタルなど、さまざまなサービスを提供している。

2015年に流通業者Interline Brandsを買収したことで、同社は保守・修理・運営事業に参入することができ、HD Supplyとの提携(2020年)により同事業においてさらに拡大している。

さらに、Company Storeが加わったことで、繊維製品もラインナップに加わり、Redi Carpetの買収により、集合住宅用床材も追加している。

ホーム・デポの収益と成長に関して

ホーム・デポ(HD)の2023年第4四半期の非経常損益項目を除くベースでのEPSは2.82ドルで、前期の3.81ドルから減少した。

加えて、長期的なパフォーマンスを見ると、同社株の非経常損益項目を除くベースでのEPSの過去5年間の年平均成長率(CAGR)は11.60%で、過去10年間の年平均成長率は16.40%となっており、直近四半期の業績は若干の落ち込みを反映していることが分かる。

また、一株当たり売上高も前四半期の37.748ドルから35.031ドルに減少している。

一方で、今後10年間の業界成長予測はプラスに見え、ホーム・デポ(HD)が業界の成長を活用し、さらに業績を改善させる潜在的な機会を示している。

ただし、同社が持続可能な成長を支え、市場の課題を効果的に乗り切るためには、レバレッジを効果的に管理することが極めて重要であると見ている。

ホーム・デポの配当に関して

ホーム・デポ(HD)は過去5年間、一貫した配当成長を示しており、1株当たりの過去5年間の配当成長率は14.20%、過去3年間の配当成長率は11.70%となっている。

また、同社のEBITDA純有利子負債倍率は2.08で、健全なバランスシートを示している。

加えて、直近の四半期では、同社は2.31%の予想配当利回りを提供しており、直近四半期の1株当たり配当金(DPS)は2.25ドルであった。

同社は一貫して配当金を支払っており、直近四半期を除く2023年と2024年は一株当たり2.09ドルの支払いが行われている。

同セクターと比較すると、同社の配当成長は堅調で、一貫した増配を通じて株主に報いるという同社のコミットメントを反映している。

ホーム・デポの堅実な財務状況と一貫した配当支払いは、配当収入を求める投資家にとって魅力的な選択肢となっている。

予想配当利回り:2.31%

配当性向:55%

配当カバレッジ・レシオ:1.81

過去5年間の配当成長率:14.20%

EBITDA純有利子負債倍率:2.08

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ホーム・デポのバリュエーションに関して

ホーム・デポ(HD)の現在価格390.28ドルは、弊社算出の一株当たり本質的価値326.77ドルを上回っており、割高感を示している。

またm実績PERの25.85は、5年平均、10年平均より高く、投資家が利益1ドルに対してより多くの金額を支払っていることを示唆している。

加えて、株価売上高倍率は2.56で、業界平均より高く、同業他社に比べ割高で取引されていることを示している。

さらに、EV/EBITDA倍率も17.33と高く、割高感をさらに裏付けている。

しかし、PEGレシオは2.12とさほど高くなく、株価の成長見通しとバリュエーションが一致している可能性を示している。

全体として、ホーム・デポは本質的価値と主要なバリュエーション・レシオに対する株価に基づき、割高で取引されているように見える。

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ホーム・デポのリスクとリターンに関して

ホーム・デポ(HD)のリスク評価分析では、投資家が投資決定を下す前に考慮すべきいくつかのポイントを取り上げたい。

まずマイナス面では、同社は過去3年間で66億ドルの長期債務を発行しており、長期債務残高の増加がやや懸念される。

さらに、過去3ヶ月間に7件の、合計118,606株のインサイダーによる同社株式の売却が確認されている一方で、インサイダーによる同社株式の買い付けは確認されていない。

加えて、同社の売上高の伸びは過去12ヶ月で鈍化している。

また、株価は10年ぶりの高水準に近く、株価売上高倍率も2.56と2年ぶりの高水準に近い。

そして、予想配当利回りは2年ぶりの低水準に近づいている。

一方でプラスな面では、同社のベニッシュMスコアが-2.81であることから、同社が利益操作をしている可能性は低いことが分かる。

また、同社の営業利益率は拡大しており、これは一般的にポジティブな兆候である。

さらに、アルトマンZスコアは7.66と高く、財務の健全性を示している。

以上より、いくつかの懸念材料はあるものの、ホーム・デポの財務安定性と収益性指標は、財務上の苦境に陥るリスクが比較的低いことを示唆している。

ホーム・デポのインサイダー(内部関係者)による売買に関して

ホーム・デポ(HD)のインサイダー取引分析では、過去12ヶ月間、インサイダーによる同社株式の買い付けは確認されていない一方で、同期間に16件のインサイダーによる同社株式の売却が確認されており、インサイダーが同社株式を売却する傾向にあることを示している。

また、同社のインサイダーによる同社株式の保有比率はわずかに3.14%である点にはご留意いただきたい。

一方、機関投資家の保有比率は46.13%と比較的高く、機関投資家による同社への出資比率が高いことを示している。

トレンド分析によると、インサイダーによる売却が買い付けを上回っており、これは会社幹部や取締役による慎重なシグナルと考えられる。

一方で、機関投資家の保有比率が高いことは、機関投資家がホーム・デポの株式を保有することに強い関心を持っていることを意味している。

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ホーム・デポの流動性に関して

ホーム・デポ(HD)の流動性は比較的高く、直近営業日の一日当たり出来高は2,840,923株で、過去2ヶ月の一日当たり平均出来高は3,218,306株となっている。

また、同社株式のダークプール指数(DPI)は53.01%で、取引活動のかなりの部分がダークプールで行われていることを示している。

※ダーク・プール指数は、ダーク・プール(私設取引所)内において、同社株式がどの程度取引されているかを示すものであり、注目すべき指標の1つである。

原則、ダーク・プールは追加的な流動性を提供し、通常の取引所において価格への過度なインパクトが発生することを防ぐのに役立つことから、同社の流動性が健全なレベルにあることを示唆している。

全体として、ホーム・デポの取引分析では、同社には十分な取引量と流動性があることを示している。

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アナリスト紹介

イアニス・ゾルンパノス
拠点:キプロス
セクター:北米高配当銘柄、テクノロジー

ゾルンパノス氏は、詳細なビジネス分析を通じてデューデリジェンス・プロセスを向上させることを目的とした株式市場調査プラットフォーム、「Yiazou Capital Research」の創設者。以前はDeloitteとKPMGで外部監査と内部監査、コンサルティング業務に従事。公認会計士資格を保有し、ACCAグローバルのフェロー・メンバー。また、英国の一流ビジネススクールで学士号と修士号を取得。

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