ギガクラウド・テクノロジー / GCT / 強気:最新の23年4Q決算分析と今後の株価見通し(GigaCloud)

Ticker: GCT / 2881文字 / 所要時間6分程度 / 強気

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サマリー

  • ギガクラウド・テクノロジー(GCT)は、2024年3月15日に23年第4四半期決算を発表。
  • クリーンなフリー・キャッシュフローで力強い業績を上げていることを確認し、魅力的な投資機会であるように見える。
  • 同社の株価は予想EBITDAの9倍という十分な安全マージンで評価されている。
  • 拡大する顧客基盤と予想される売上高成長率は、同社株式の買い材料となるだろう。

ギガクラウド・テクノロジーの投資テーマ

足元発表された23年第4四半期決算から分かる通り、ギガクラウド・テクノロジー(GCT)は、全体的に非常に好調な業績を上げている。

さらに注目すべき点としては、同社のフリー・キャッシュフローがいかにきれいであるかという点である。

きれいなバランスシートを持ち、フリー・キャッシュフローを急速に伸ばしていれば、通常、ビジネスは上手くいく。

また、現在の同社の株価は予想EBITDAの9倍となっており、非常に魅力的な安全マージンを提供しており、良いエントリー・ポイントであるように見える。

私は、同社の株価が、2025年夏までに1株あたり50ドルに達すると予想している。

リマインダー

私が投資を好きなのは、それが単なるサイエンス以上のものだからである。

どんな週でも成績が悪ければ疑われるビジネスであり、私はその性質が好きなのである。

なぜなら、投資において、決して慈悲はないと知っているからである。

結果は自ずと明らかになる。

そのため、投資先企業の業績が出るまで時間をかけて待つことも必要だろう。

そして何よりも大切なことは、どんなことがあっても、投資対象企業のビジネスに恋をしてはいけないということである。

なぜギガクラウド・テクノロジーなのか?なぜ今なのか?

ギガクラウド・テクノロジー(GCT)は、大型でかさばる製品の買い手と売り手の取引を促進するグローバルなB2Bマーケットプレイス(企業間取引市場)を運営している。

そして、同社は、世界中のビジネスに対応する広大なオンライン・マーケットプレイスとして機能している。

従来のeコマース・プラットフォームとは異なり、企業間取引に特化した商品発掘、決済処理、発送物流など包括的なサービスを提供している。

同社は、主にアジアに位置する売り手と、多くの場合アメリカやヨーロッパの再販業者である買い手との間の国際取引を合理化する強固なネットワークを誇っている。

売り手は同社のプラットフォームを活用して製品をグローバルに販売し、買い手は他のプラットフォームで再販するための卸売り価格にアクセスできるのである。

同社の収益モデルは、複数の収益源から成っている。

まず、同社のプラットフォームは、販売を促進するために取引額に応じた手数料を徴収している。

さらに、倉庫保管、ラスト・マイル・デリバリー、海上輸送などの付帯サービスに対する手数料を徴収し、物流経費を賄っている。

また、私のレポートを以前から見てくださっている方なら、私が「顧客普及曲線に従え」と言っているのを見たことがあるだろう。

なぜなら、顧客が一番よく知っているからである。

足元で株価が下がろうが上がろうが左程違いはない。

あなたが見るべき点は、顧客が同社サービスを導入する成長速度である。

そして、同社マーケットプレイス上の積極的な買い手は前年比21%増となっている。

つまりは、一言で言えば、強気のケースをサポートするものである。

なぜなら、第4四半期に行われたNoble HouseとWondersignの買収は、これらの指標には反映されていないからである。

繰り返しになるが、これが本稿の最大のポイントであり、有料顧客の伸びが前年同期比で21%近く増加しているのである。

アクティブな買い手が増えれば、売り手も増える。

そして、同社は取引により多くの料金を課すことができるのである。

ギガクラウド・テクノロジーの売上高成長率

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以前にも説明したように、ギガクラウド・テクノロジー(GCT)は最近2件の買収を行ったが、そのうちの1件、Noble Houseの買収は特に重要で、トップラインの売上高を大きく左右するものであった。

したがって、ガイダンスが前年比91%の増収を指しているのを見ても、この事業がそれほど急成長していると決めつけてはならない。

前回の決算説明会で同社は、各セグメントにおいてビジネス上の重複が多すぎるため、買収のために異なるセグメントを報告するのことは意味がないと主張している。

そのため、投資家は、同社を年平均成長率約40%で成長する事業として考えるべきである。

ギガクラウド・テクノロジーのバリュエーション:予想EBITDAの9倍

前回のギガクラウド・テクノロジーに関するレポートにおいて、私は下記の様に述べている。

・ギガクラウド・テクノロジー(GCT)の大型製品向けのグローバルB2Bマーケットプレイスとしてのポジションは、Noble Houseのような戦略的買収と相まって、年平均成長率約40%と推定される堅調な有機的成長率の可能性を強調している。

・クリーンなバランスシート、1億7,000万ドルという2024年のEBITDAランレートという予想を踏まえると、現在、ギガクラウドは予想EBITDAの9倍という魅力的な価格で取引されている。

・同社の成長軌道に対する自信を維持し、2025年夏までの目標株価を1株当たり50ドルに引き上げる。

そして、2024年のある時点で、同社はフォワードランレートとして約1億7000万ドルのEBITDAを稼ぐ道筋にあり、この数字はまだ合理的だと考えている。

ここで、参考までにであるが、同社は直近の四半期で4400万ドルのEBITDAを達成したばかりである。

また、2023年度の調整後のEBITDAは1億1830万ドルとなっている。

一方で、同社は、2024年にはいくつかの大型買収を背景に、基礎的な収益性が圧縮されると何度も述べている。

従って、今のところEBITDAは1億7,000万ドル程度とし、新たなデータが得られた時点でこの数字を下方修正または上方修正するつもりである。

ただし、キャッシュフロー計算書を見ると非常にきれいであることが分かる。

さらに、EBITDAからフリー・キャッシュフローへの転換率が高く、素晴らしい内容であるように映る。

結論

まとめると、ギガクラウド・テクノロジー(GCT)は堅調な業績と強力なフリーキャッシュフローを示し、魅力的な投資機会となっている。

きれいなバランスシートと、EBITDAの9倍という現在の評価額における説得力のある安全マージンにより、同社は拡大する顧客基盤と予想される売上高成長率に後押しされ、魅力的なエントリー・ポイントを提示しているように見える。

投資家としては、株価の短期的な変動よりも、事業のファンダメンタルズと顧客の同社サービスの採用動向に注目し続けることが重要である。

ギガクラウド・テクノロジーは、ステークホルダーに価値を提供するというコミットメントと健全な財務体質により、さらなる上昇の可能性があると見ている。

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アナリスト紹介

マイケル・ウィギンズ・デ・オリベイラ
拠点:イギリス
セクター:エネルギー、コモディティ、テクノロジー

オリベイラ氏は、エネルギー・セクター、並びに、テクノロジー・セクターの専門家であり、「脱炭素化」、「AIによるデジタル化」、「脱グローバル化」の波が交差する「エネルギー・セクターの大きな転換期」を正確に捉え、より大きな投資リターンを実現することにフォーカスしている。オリベイラ氏は、9年以上に渡る数々の企業分析を通じて、上記の分野における卓越した専門的経験を持つ。

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