コルゲート・パルモリーブ / CL / 予想配当利回り2.17% / 中立 / 配当王:23年4Q決算と今後の株価見通し(Colgate)

Ticker: CL / 3134文字 / 所要時間7分程度 / 中立

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サマリー

  • 1806年の創業のコルゲート・パルモリーブ(CL:予想配当利回り2.17%)は、世界有数の消費者製品企業である。
  • 同社は2024年1月26日に23年度第4四半期決算を発表している。
  • また、同社は過去60年間連続して増配を実施しており、米国株配当王の一角を担っている。

コルゲート・パルモリーブの概要

セクター:消費財

現在の株価:88ドル

時価総額:730.6億ドル

弊社算出の一株当たり本質的価値:87.23ドル

安全マージン:-1.74%

過去5年間の配当成長率:2.80%

直近配当落ち日:2024年1月19日

直近配当支払い日:2024年2月15日

予想配当利回り:2.17%

過去5年間の売上高成長率:5.70%

過去10年間の売上高成長率:2.30%

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1806年の創業以来、コルゲート・パルモリーブ(CL)は世界有数の消費財企業に成長している。

同社は、その名を冠したオーラルケア製品ラインに加え、シャンプー、シャワージェル、デオドラント、ホームケア製品を製造し、200カ国以上で販売している。

海外売上高比率は約70%で、そのうち約45%は新興国地域からのものである。

また、ペットフード専門メーカーのHill’sを傘下に持ち、獣医師やペット専門小売店を通じて製品を販売している。

コルゲート・パルモリーブの収益と成長に関して

前四半期、コルゲート・パルモリーブ(CL)のEPSは0.87ドルで、前四半期からわずかに増加し、前年同期比では大幅に改善する着地となった。

また、一株当たり売上高もプラス傾向を示し、5.998ドルに達している。

加えて、長期的なパフォーマンスを見ると、同社株の非経常損益項目を除くベースでのEPSの過去5年間の年平均成長率(CAGR)は1.80%で、過去10年間の年平均成長率は1.20%となっている。

さらに、同社の過去の財務レバレッジを見ると、長年にわたり安定した水準を維持しており、資本構成の管理に対する慎重なアプローチを示している。

現在の成長軌道と、今後10年間の着実な成長を示唆する業界予測により、同社は市場の成長機会を活用し、市場シェアを拡大する可能性を秘めているように見える。

コルゲート・パルモリーブの配当に関して

コルゲート・パルモリーブ(CL)は過去5年間一貫した配当成長を示しており、1株当たりの過去5年間の配当成長率は2.80%、過去3年間の配当成長率は3.00%となっている。

また、同社は2.14という健全なEBITDA純有利子負債倍率の水準を維持する一方で、2.17%の予想配当利回りを提供している。

加えて、直近の四半期では、同社は1株当たり0.48ドルの配当を発表し、過去60年間にわたり安定した配当支払いの傾向を続けており、米国株配当王の一角を担っている。

さらに、同社の配当実績をセクターと比較すると、同社の一貫した配当成長と魅力的な予想配当利回りは、確実なリターンを求める配当収入重視の投資家にとって魅力的な選択肢となっているように見える。

以上より、コルゲート・パルモリーブは、配当金支払いと配当金の成長の堅実な実績により、財務の安定性を維持しながら株主に報いるというコミットメントを示していると言える。

予想配当利回り: 2.17%

配当性向:59%

配当カバレッジ・レシオ:1.46

過去5年間の配当成長率:2.80%

EBITDA純有利子負債倍率:2.14

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コルゲート・パルモリーブのバリュエーションに関して

コルゲート・パルモリーブ(CL)は現在88.76ドルで取引されており、弊社算出の一株当たり本質的価値である87.23ドルをわずかに上回って取引されている。

また、実績PERは31.93となっており、株価が過去の平均と比較してわずかに割高である可能性を示している。

しかし、株価売上高倍率の3.74とEV/EBITDA倍率の18.99からは、同社株式が公正に評価されているようにも見える。

加えて、5年平均、10年平均と比較すると、現在の同社のバリュエーションは過去の水準と一致しているように見える。

全体として、コルゲート・パルモリーブの現在のバリュエーションは、これらの指標に基づくと、現時点では公正な価格(フェアバリュー)で評価されているように見える。

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コルゲート・パルモリーブのリスクとリターンに関して

コルゲート・パルモリーブ(CL)のリスク評価分析では、投資家が投資決定を下す前に考慮すべきいくつかのポイントを取り上げたい。

まずマイナス面では、同社の長期債務は増加しており、過去3年間で12億ドルが発行され、同社の財務レバレッジに対する懸念が高まっている。

さらに、過去3ヶ月間のインサイダーによる同社株式の売却株数は180,071株である一方で、インサイダーによる買い付けがない点も気になるところである。

また、営業利益率の低下は、過去5年間で年平均-3%であり、株価のリスクプロファイルにさらに拍車をかけている。

一方でプラス面では、ピオトロスキーのFスコアが8で、同社の財務状況が非常に健全であることを示している。

また、ベニッシュMスコアの-2.72は、同社が利益操作をしている可能性が低いことを示唆している。

さらに、アルトマンZスコアの6.94は高水準であり、倒産の可能性が低いことを示している。

しかし、株価が10年ぶりの高値に近いこと、株価売上高倍率が2年ぶりの高水準に近いこと、予想配当利回りが10年ぶりの低水準に近いことなどから、同社の株価バリュエーションには懸念があるように見える。

全体として、投資家はコルゲート・パルモリーブへの投資を決定する前に、これらのリスク要因を慎重に検討すべきである。

コルゲート・パルモリーブのインサイダー(内部関係者)による売買に関して

コルゲート・パルモリーブ(CL)のインサイダー取引分析によると、過去12ヶ月間にインサイダーによる同社株式の買い付けはなかった一方で、24件のインサイダーによる同社株式の売却が確認されている。

このインサイダー売りの多さは、取締役や経営陣を含むインサイダーが株式を売却していることを示している可能性があり、潜在的に同社の将来の業績や評価に対する自信のなさを示している可能性がある。

ただし、インサイダーによる同社株式の保有比率はわずかに1.55%である点にはご留意いただきたい。

一方、機関投資家の同社株式の保有比率は51.03%で、機関投資家が同社株のかなりの部分を保有していることがわかる。

全体として、インサイダーによる売却トレンドとインサイダーによる同社株式の保有比率の低さは、同社の先行きに懸念を抱かせる可能性があることからも、こうしたインサイダー活動の背後にある理由をさらに調査する必要があるかもしれない。

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コルゲート・パルモリーブの流動性に関して

コルゲート・パルモリーブ(CL)の流動性と取引分析では、直近営業日の一日当たり出来高は4,251,594株で、過去2ヶ月の1日平均出来高は5,024,820株となっており、同社株式に対する一貫した流動性を示している。

また、同社株式のダークプール指数(DPI)は55.46%で、取引のかなりの部分が公開取引所ではなくダークプールで行われて いることを示唆している。

※ダーク・プール指数は、ダーク・プール(私設取引所)内において、同社株式がどの程度取引されているかを示すものであり、注目すべき指標の1つである。

この水準は同社株式の価格発見と市場の透明性に影響を与える可能性がある。

全体として、コルゲート・パルモリーブ株式は取引量が多く、ダークプール取引で顕著な存在感を示すなど、強固な流動性を示していると言える。

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アナリスト紹介

イアニス・ゾルンパノス
拠点:キプロス
セクター:北米高配当銘柄、テクノロジー

ゾルンパノス氏は、詳細なビジネス分析を通じてデューデリジェンス・プロセスを向上させることを目的とした株式市場調査プラットフォーム、「Yiazou Capital Research」の創設者。以前はDeloitteとKPMGで外部監査と内部監査、コンサルティング業務に従事。公認会計士資格を保有し、ACCAグローバルのフェロー・メンバー。また、英国の一流ビジネススクールで学士号と修士号を取得。

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