シェブロン/ CVX / 予想配当利回り4.06%:連続増配エネルギー銘柄の最新の決算分析と今後の株価見通し(2024年2月8日 / Chevron)

Ticker: CVX / 3376文字 / 所要時間7分程度 / 中立

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サマリー

  • シェブロンは、世界中で探鉱、生産、精製事業を展開する総合エネルギー企業であり、2024年2月2日に決算を発表している。
  • 同社は石油換算で日量300万バレル、天然ガス日量770万立方フィート、液体日量170万バレルを生産する米国第2位の石油会社である。
  • 生産活動は北米、南米、欧州、アフリカ、アジア、オーストラリアで行われている。
  • 製油所は米国とアジアにあり、総製油能力は日量180万バレルである。
  • 2022年末時点の確認埋蔵量は、石油換算で112億バレル(液体61億バレル、天然ガス30.9兆立方フィート)となっている。

シェブロンの概要

セクター:石油・ガス

現在の価格:152ドル

時価総額:2815.9億ドル

一株当たり本質的価値:164.06ドル

安全マージン:7.27%

5年間の配当成長率:6.00%

配当落ち日:2024年2月15日

配当支払い日:2024年3月11日

予想配当利回り:4.06%

5年間の売上高成長率:9.40%

10年間の売上高成長率:0.20%

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シェブロンの収益と成長に関して

シェブロン(CVX)は、前四半期の一株当たり利益である3.05ドルに対し、2023年第4四半期には一株当たり3.45ドルの利益を報告しており、これは13.11%の増益を意味している。

しかし、前年同期と比較すると、1株当たり利益の4.09ドルから15.47%の減益となっている。

希薄化後1株当たり利益は前四半期から減少し、3.48ドルから1.22ドルに減少した。

但し、この希薄化後利益の減少は、特定の一時的要因によるものである。

売上高に関しては、シェブロンの第4四半期の1株当たり売上高は、前四半期の27.661ドルに対し26.194ドルとなっており、これは売上高が5.31%減少したことを表している。

一方で、今後10年間、石油・ガス業界は、世界的なエネルギー需要の増加に牽引され、安定した成長を遂げると予想される。

また、同社の過去の財務レバレッジの高さは、同社が成長し、こうした機会を活用する能力があることを示唆している。

しかし、長期的に競争力を維持するためには、変化する市場力学に適応し、再生可能エネルギー源に投資する必要もある点にはご留意いただきたい。

シェブロンの配当に関して

シェブロンは過去5年間、年率6.00%の安定した配当成長を示しており、過去3年間の配当成長率も5.40%となっている。

これは、株主への価値還元へのコミットメントと、同社の財務業績に対する前向きな見通しを示している。

また、シェブロンのEBITDA有利子負債倍率は0.50倍であり、これは強固な財務体質と債務を快適に履行する能力を示しており、配当支払いの持続可能性にとってプラスの兆候である。

さらに、同社の予想配当利回りは4.06%で、セクター平均より高い水準となっている。

これは、同セクターの同業他社と比較して、同社が株主に魅力的なリターンを提供していることを示唆している。

そして、直近四半期では、同社は1株当たり1.63ドルの配当金を支払っており、これは過去の配当金支払額と同水準であり、安定した配当方針を示していると言える。

全体として、シェブロンは強力な配当成長実績、堅実な財務体質、同セクターの同業他社に比べ競争力のある配当利回りを有している。

これらの要素は、配当収入重視の投資家にとって魅力的な選択肢であると考える。

予想配当利回り:4.06%

配当性向:46%

配当カバレッジ・レシオ:1.88

5年間の配当成長率:6.00%

EBITDA有利子負債倍率:0.5

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シェブロンのバリュエーションに関して

シェブロンは現在、弊社算出の一株当たり本質的価値である164.06ドルを下回る、152.13ドルで取引されている。

また、実績PERは13.39となっており、株価が割安であることを示しており、利益と比較して低い倍率で取引されていることが分かる。

さらに、株価売上高倍率は1.45となっており、株価がその売上高の面でも割安であることを示唆している。

加えて、EV/EBITDAレシオは7.16となっており、営業収益性の観点から割安であることを示唆している。

一方で、PEGレシオは2.92となっており、将来の成長期待から株価が割高である可能性を示している。

5年平均、10年平均と比較すると、実績PER、株価売上高倍率、EV/EBITDAレシオは両平均を下回っており、株価が過去の平均に比べて割安であることを示している。

業界平均でみても、同社は同業界の平均実績PER、株価売上高倍率、EV/EBITDAレシオを下回る水準で取引されており、同業他社と比べて株価が割安であることを示唆している。

バリュエーション・レシオを総合的に見ると、シェブロンは本質的価値、過去の平均値、業界平均と比べて割安であるように見える。

そのため、投資家は現在の同社の株価水準を、割安な価格で購入する好機と考えることができるかもしれない。

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シェブロンのリスクとリターンに関して

同社株のリスク評価分析では、投資家が投資決定を下す前に考慮すべきいくつかのポイントを取り上げたい。

まず、マイナス面では、一株当たりの売上高が過去12ヶ月間減少しており、収益性が低下する可能性を示している。

さらに、アルトマンZスコアの1.82はグレーゾーンに位置しており、1.8を下回ると、同社は財務上のストレスを受けている可能性があり、倒産リスクに直面する可能性があることを示唆している。

しかし、考慮すべきプラス要因もある。

ベニッシュMスコアの-2.21は基準値の-1.78を下回っており、同社が利益操作を行っている可能性が低いことを示している。

さらに、PBRは1.75となっており、2年ぶりの低水準である1.63に近く、割安である可能性を示唆している。

加えて、予想配当利回りは2年ぶりの高水準に近く、投資家が配当を通じてより高いリターンを期待できることを示している。

結論として、一株当たり売上高の減少や相対的に低いアルトマンZスコアなど懸念材料がある一方で、シェブロンは低いベニッシュMスコア、相対的に低いPBR、強固な財務力、高い予想配当利回りなどポジティブな指標も示している。

投資家は、同社株式への投資を決定する前に、これらの要因を慎重に検討すべきである。

シェブロンのインサイダー(内部関係者)による売買に関して

シェブロンは過去12ヶ月間、インサイダーによる同社株式の買い付けは報告されていない一方で、3件のインサイダーによる売却が確認されている。

しかし、同社のインサイダー持株比率は僅かに0.06%である点にはご留意いただきたい。

一方、同社株式の機関投資家保有比率は40.32%で、同社株式のかなりの部分が機関投資家によって保有されていることを示している。

これは、より影響力のある大口投資家が、同社の将来性に肯定的な見通しを持っていることを示唆している可能性がある。

全体として、シェブロンのインサイダー取引分析およびトレンド分析は、インサイダーと機関投資家のセンチメントが混在して いることを示唆している。

インサイダーが株式を売却している一方で、機関投資家 は依然として比較的大きな株式を保有している。

投資家は、今後のインサイダーの動きや機関投資家の保有比率の変化を注視し、同社の見通しについて理解を深めることをお勧めしたい。

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シェブロンの流動性に関して

シェブロンは、足元の同社株式の出来高に基づくと、流動性が中程度であると言える。

過去2ヶ月の1日当たり平均出来高は約9,846,500株であり、直近1日の出来高は6,232,679株となっており、足元出来高が減少している可能性を示している。

流動性の面では、同社株式のDPI(Dark Pool Indexes)は49.44%となっている。

DPI は、大口機関投資家が証券取引を行う私設取引所であるダークプールで発生する取引量の割合を示しています。

そのため、DPIの値が高いほど、ダークプールで発生する取引量の割合が高いことを示している。

全体として、シェブロンはその取引量とDPI値に基づき、まずまずの流動性を有していると言える。

しかし、投資家は株式の流動性を評価する際、特定の取引日の出来高とダークプール取引の割合を考慮する必要があると考える。

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アナリスト紹介

Yiannis Zourmpanos
イアニス・ゾルンパノス
拠点:キプロス
セクター:北米高配当銘柄、テクノロジー

ゾルンパノス氏は、詳細なビジネス分析を通じてデューデリジェンス・プロセスを向上させることを目的とした株式市場調査プラットフォーム、「Yiazou Capital Research」の創設者。以前はDeloitteとKPMGで外部監査と内部監査、コンサルティング業務に従事。公認会計士資格を保有し、ACCAグローバルのフェロー・メンバー。また、英国の一流ビジネススクールで学士号と修士号を取得。

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