アメリカン・ステイツ・ウォーター / AWR / 予想配当利回り2.43% / 強気 / 配当王:最新の23年4Q決算分析と今後の株価見通し(American States Water)

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サマリー

  • アメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR:予想配当利回り2.43%)はカリフォルニア州に本社を置く水道・公益事業持株会社である。
  • 同社は、2024年2月21日に23年度第4四半期決算を発表しており、加えて、69年間連続で増配している配当王である。
  • 同社のセグメントには、水道、電気、受託事業が含まれており、ゴールデン・ステイツ・ウォーター社とベアー・バレー・エレクトリック・サービス社を通じて水道事業と電気事業を行い、アメリカン・ステイツ・ユーティリティ・サービス社とその子会社を通じて受託事業を行っている。
  • 同社の収益の大半は、商業用および住宅用顧客からの水道サービスによるものである。

アメリカン・ステイツ・ウォーターの概要

セクター:公益事業

現在の株価:71ドル

時価総額:26.5億ドル

一株当たり本質的価値:98.7ドル

安全マージン:27.44%

過去5年間の配当成長率:9.40%

配当落ち日:2024年2月16日

配当支払い日:2024年3月1日

予想配当利回り:2.43%

5年間の売上高成長率:4.90%

10年間の売上高成長率:2.20%

アメリカン・ステイツ・ウォーターの収益と成長に関して

アメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR)の第4四半期決算は、前期比で減益となり、EPSは0.85ドルから0.54ドルに減少した一方で、一株当たり売上高は3.373ドルと比較的安定して推移している。

一方で、長期的なパフォーマンスを見ると、同社株の非経常損益項目を除くベースのEPSの過去5年間の年平均成長率(CAGR)は9.60%で、過去10年間の年平均成長率は6.80%となっている。

過去の同社の財務レバレッジの度合いと成長性を考慮すると、同社には今後安定的に事業を拡大し、収益性を高める余地があると見ている。

投資家は、同社の市場でのパフォーマンスを測るため、今後の業績アップデートと業界動向に注目すべきである。

アメリカン・ステイツ・ウォーターの配当に関して

アメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR)は、過去5年間一貫した配当成長を示しており、5年間の配当成長率は9.40%、3年間の配当成長率は8.90%となっている。

また、同社のEBITDA純有利子負債倍率は3.64と健全であり、強固な財務体質を示している。

加えて、同社の予想配当利回りは2.43%と競争力があり、投資家に安定した配当収入を提供している。

直近の一株当たり配当金(DPS)は0.430ドルで、過去数四半期にわたり一貫した配当実績がある。

さらに、同セクターと比較すると、同社の配当成長実績は賞賛に値するものであり、株主に報いるという同社のコミットメントを反映している。

60年以上に渡る一貫した配当支払いと成長率は、同セクターの中で配当収入を生み出す投資オプションとしての同社の安定性と信頼性を実証している。

成長の可能性を秘めた信頼性の高い配当収入を求める投資家にとって、アメリカン・ステイツ・ウォーターは魅力的な投資先であろう。

予想配当利回り: 2.43%

配当性向:59%

配当カバレッジ・レシオ:2.03

過去5年間配当成長率:9.40%

EBITDA純有利子負債倍率:3.64

アメリカン・ステイツ・ウォーターのバリュエーションに関して

アメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR)の現在の株価である71.62ドルは、弊社算出の一株当たり本質的価値である98.7ドルを下回っており、割安の可能性を示している。

一方で、実績PERは21.32となっており、同社株式が同社の収益に比べて相対的に割高であることを示唆している。

株価売上高倍率の4.43とEV/EBITDAレシオの14.13はいずれも業界平均より高く、これらの指標からも同社の株価は割高である可能性がある。

さらに、PEGレシオは3.02となっており、同社の成長見通しに比べて株価が割高である可能性を示唆している。

しかし、同社のバリュエーションは5年平均と10年平均を下回っており、投資家にとって買い時である可能性を示しているとも言える。

以上より、アメリカン・ステイツ・ウォーターへの投資を検討する際には、同社の現在の株価バリュエーションは、株価売上高倍率やEV/EBITDAレシオが業界平均よりも高いことに注意する必要がある。

アメリカン・ステイツ・ウォーターのリスクとリターンに関して

アメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR)のリスク評価分析では、投資家が投資決定を下す前に考慮すべきいくつかのポイントを取り上げたい。

まず、同社は過去3年間、総額3億3,327万7,000ドルの新規債務を継続的に発行しており、これは財務レバレッジの増加につながる可能性があるため、リスクと成り得る。

さらに、同社の総資産は過去5年間、売上高(4.9%)よりも速い成長率(8.1%)で推移しており、資産活用の非効率性を示している。

加えて、投下資本利益率(ROIC)は加重平均資本コストを下回っており、資本効率の悪さを示唆している。

そして、アルトマンZスコアは2とグレーゾーンにあり、財務上のストレスがあることを示している。

このスコアが1.8を下回ると、倒産リスクに直面する可能性が意識される。

一方で、ベニッシュMスコアは-2.13であり、同社が利益操作をしている可能性が低いことを示唆している。

加えて、営業利益率が拡大しているのは良い兆候である。

さらに、株価のPBR、PER、株価売上高倍率は過去5年間の最低水準に近く、潜在的に割安であることを示している。

そして、予想配当利回りも5年ぶりの高水準に近く、配当収入の安定性をもたらしている。

アメリカン・ステイツ・ウォーターのインサイダー(内部関係者)による売買に関して

過去12ヶ月間のアメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR)のインサイダーによる同社株式の取引は、3件のインサイダーによる買い付けと、3件の売却が確認されており、バランスの取れた動きとなっている。

ただし、インサイダーによる保有比率は僅かに1.68%である点にはご留意いただきたい。

しかし、機関投資家の保有比率は61.86% と著しく高く、大口機関投資家が同社により大きな関心を持っていることを示唆している。

全体として、インサイダー取引分析によると、会社内部関係者も多少は同社株式を保有しているが、機関投資家の保有が大半を占めていることが分かる。

アメリカン・ステイツ・ウォーターの流動性に関して

アメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR)株の流動性は中程度で、直近営業日の出来事は200,952株、過去2ヶ月の1日の平均出来事は208,752株で、比較的安定した取引が行われていることが分かる。

また、同社株式のダークプール指数(DPI)は33.34%で、取引の大部分 がダークプールや取引所外の取引所で行われている可能性を示唆 している。

※ダーク・プール指数は、ダーク・プール(私設取引所)内において、同社株式がどの程度取引されているかを示すものであり、注目すべき 指標の1つである。

そして、この水準は、機関投資家や他の大規模な市場参加者がこの株式の取引に積極的に関与していることを示唆している可能性がある。

全体として、取引量はまずまずだが、投資家はダークプールが同社株式の取引ダイナミクスに与える影響に注意すべきである。


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アナリスト紹介

イアニス・ゾルンパノス
拠点:キプロス
セクター:北米高配当銘柄、テクノロジー

ゾルンパノス氏は、詳細なビジネス分析を通じてデューデリジェンス・プロセスを向上させることを目的とした株式市場調査プラットフォーム、「Yiazou Capital Research」の創設者。以前はDeloitteとKPMGで外部監査と内部監査、コンサルティング業務に従事。公認会計士資格を保有し、ACCAグローバルのフェロー・メンバー。また、英国の一流ビジネススクールで学士号と修士号を取得。

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